日本においてカワサキは、バイク市場の大多数を占める50ccクラスのバイクやスクーターを持たないという個性的な市場戦略形態をとっている反面で、大型二輪に力を入れているため「大排気量のカワサキ」としても有名で、カワサキのオートバイメーカーとしてのシンボルカラーはライムグリーンとしています。川崎重工業全体における売上の約3割をモーターサイクル部門が占めており、川崎重工業の収入源として非常に重要な部門となっています。
カワサキは1986年にインドの自動車製造会社でもある「バジャージ・オート」と技術連携を結び、ライセンス生産などを行っています。また、カワサキレーシングチームとしてバイクレース活動も行っており、スーパーバイク世界選手権などの様々なレースに参加しています。ロードレース世界選手権に関しては、2003年よりZX-RRにて参加しており、2008年までメーカーチームとして参加していました。また、2009年まで他のチームへのバイクなどの車両の提供も行っていました。