VT買取

ホンダのVT-250Fは、排気量248ccの水冷4ストロークDOHCV型2気筒エンジンを搭載したバイクです。搭載されているエンジンは高回転型で非常にスムーズに回転するのが特徴です。このためレッドゾーンに至っても、なお回転数を上げようとするエンジンのため、回転の上げすぎで故障が多発した程です。また、ホンダVT-250Fは、クラス初となる油圧を用いたクラッチやインボードディスクブレーキにビキニカウルといった豪華な装備を搭載したバイクでした。

ホンダVT-250Fが発売された1982年頃は、排気量400ccのバイクが中心で250ccのバイクはあまり売れていませんでした。そのような時代に、ヤマハRZ250やこのホンダVT-250Fが登場し、排気量400cc並みのパワーを備え、車体が軽量で、車検が不要なために維持費の安いことが理由となって、排気量250ccのバイク人気に火が付きました。また他車が大排気量車のスケールダウン版であったのに対して、ホンダVT-250Fは専用設計であったことが特筆されます。